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トルクとは?

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トルクとは?

トルクとは?

トルクとは、固定された回転軸に対して物体の回転時にはたらく力の大きさ、ねじりモーメント(回す力・ひねる力)のことをいいます。トルクは、力に距離をかけた結果であり、力(F)×距離(L)=トルク(N)で定義され、トルクの単位は、「N・m(ニュートンメートル)」で表します。

トルクとは、もう少し簡単に言うと、例えば、ペットボトルのフタを回したり、鍵を鍵穴にさしてひねる際に発生する力の事を指します。

力の作用点までの距離が大きくなれば、同じ力(F)の大きさでも、トルクは大きくなります。これは、「てこの原理」と同じです。例えば、家具などを組み立てる際、ボルトやナットを締めることもあると思いますが、それらを締めるためのレンチはナットやボルトから一番離れた端を持った方が回しやすく力をかけやすくなると思います。同じトルクが必要な場合、作用点からの距離(L)を長くすることで、小さい力(F)にすることができる、ということになります。

ペットボトルの蓋を開けたり、カーエアコンのダイアルを回したりと、トルクが発生している行為を私たちは日常的に行っています。そのため、企業の製品開発や品質管理の現場では、製品の使いやすさや安全性などを確認する一指標として、トルク値の測定が一般的に行われています。

例えば、ペットボトルのフタは、中の液体を守る必要があるので密閉性が大事ですが、だからと言って全然フタが回せないほどきつく閉まっていると開けられずに困ってしまいます。逆に開けやすさの度が過ぎて輸送中の揺れや少しの衝撃でも回って開いてきてしまうようでは中身がこぼれたり、異物が混入する可能性があるのでそれも良くありません。

つまりフタには、中身の液体をしっかり保護しながらも、老若男女が回しやすい(=開けやすい)という相反する2つの条件が求められます。この2つの条件をクリアするちょうど良く開けられる力(トルク値)を見つけ、そのトルク値を基準に品質管理をするという事です。

トルク値を実際に測定するには、トルクゲージやトルク計と呼ばれる測定器を使用します。トルクゲージの概要、トルクゲージを使ったトルクの測定方法については下記のリンク先をご参照ください。

トルクゲージとは?>

トルクの単位ニュートンメートル(N・m)

日本国内では、トルク(力のモーメント)の単位として「N・m(ニュートンメートル)」「N・cm(ニュートンセンチメートル)」を使うように計量法で決められています。他国では、kgf・m(キログラムフォースメートル)や、lbf・in(ポンドインチ)という単位が使われることもあります。

1N・m = 100N・cm

1N・m ≒ 0.1kgf・m

1N・m ≒ 8.85lbf・in(1in = 0.254m)

トルクの単位変換器、トルク値の換算表は下記リンク先をご参照ください。※リンク先の単位変換器のデフォルトは「荷重値」となっていますので、「トルク値」を選択してください。

トルクの単位換算>


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