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例)ロードセル、ZTA-50N、T3209(JIS T3209の場合)
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例)圧縮、T3209(JIS T3209の場合)
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アタッチメントとは、フォースゲージの計測軸や計測スタンドに取り付けて使用する治具の事を指します。測定サンプルに実際に接触するのはアタッチメントの部分ですので、アタッチメントは荷重測定において非常に重要な要素となります。
フォースゲージで測定できる荷重の種類は多岐に渡り、大きく圧縮・引張・剥離・摩擦などがありますが、フォースゲージは、圧縮試験用アタッチメントを取り付ることで圧縮力を測定できるようになり、引張試験用アタッチメントに取り換えれば引張力を測定できるようになっています。つまり、フォースゲージは荷重値を読み取ることができますが、そもそもどのような種類の荷重を測定するかというのは、フォースゲージではなくアタッチメントによって決まるという事です。
圧縮試験一つ取っても、測定サンプル全体に荷重をかけるような耐圧試験から局所的に荷重をかける突刺し試験など多様な種類の圧縮試験があります。
お客様の測定したい力をフォースゲージに適切に測定させるためには、その目的に合ったアタッチメントが必要です。言い換えれば、「アタッチメントの適切さ」というのは荷重測定において最も重要だと言っても過言ではありません。ですからイマダでは、お客様の測定ニーズに応えられるよう開発を続けてきたところ、アタッチメントの種類は増え続け、計測スタンドやトルクゲージに取り付けるものも含めて現在では常時230種類以上を標準品として用意し、特注も含めると年間で約300種類ほどのアタッチメントを製造・販売するまでに至りました。
現在でも毎年アタッチメントの新作が出続けています。このように荷重測定の可能性は無限であり、小さくてわき役に見えるアタッチメントの世界は実は広くて深いのです。
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アタッチメント選定時のポイントは、4つあります。
1つ目は、「荷重の種類」です。荷重の種類は大きく圧縮・引張・剥離・摩擦に分かれます。どのような種類の荷重を測定したいかを明確にします。
2つ目は、「測定サンプルの形状・素材(材質)」です。例えば荷重の種類が引張試験と決まっても、測定サンプルが細長い線状のものとフィルムのような薄く平べったいものでは、つかむためのアタッチメントは当然異なってきます。さらに同じ線状のものでも、伸縮性の有無や表面のなめらかさ(滑りやすさ)、歯切れのしやすさによって最適なつかみ方が異なります。
3つ目は、「測定で何を重視するか」です。測定サンプルの形状や材質が同じでも、測定効率を最優先にする場合はワンタッチ固定式のものを、サンプルによって固定の加減を人の手で調整したいという場合はねじ固定式のものなど、測定において重視することによっても選定は変わってきます。
4つ目は、「荷重値」です。各アタッチメントには最大許容荷重値というものがあります。測定で必要だと予想される荷重値よりも若干ゆとりのある許容荷重値のアタッチメントを推奨します。また、アタッチメント自体の重さもフォースゲージにとっては荷重として認識されてしまうため、フォースゲージ最大許容荷重値の10%以下におさまる重さのアタッチメントであることもポイントです。
以上4つのポイントをご説明させて頂きましたが、試験の種類を明確にしたり、荷重値の予測を立てることを難しく感じられる方も多いと思います。そのような場合は、弊社のエンジニアがご相談に乗りますのでご安心ください。例えばサンプル測定サービスでは、お客様の測定サンプルを弊社に送っていただくことで、推奨の測定方法をエンジニアが調査、アタッチメントを含む機種の提案をレポートにまとめて提出致します。また、一度エンジニアと話がしたいという場合は、オンライン(ビデオ通話)での相談も可能です。これらは無償のサービスですので、お気軽にご活用ください。
例えば、GCFシリーズというチャック治具は、お客様ご自身で簡単に歯の部分の取り換えができるようになっており、オプションで様々な歯をご用意しております。同じ歯をスペアとして持っておけば、歯の部分が消耗した際も新しいものを購入したり修理に出す必要が無く、すぐに取り換えて使用することができます。また、複数種類の測定サンプルがある場合も、異なる歯を用意しておけばアタッチメント1つで多様な測定が可能になります。
アタッチメント自体もそうですが、イマダでは測定の効率と質を向上させるべくアタッチメント用のアクセサリもご用意しております。例えば、フォースゲージに取り付けるアタッチメントの着脱を簡単にするアダプタ、測定サンプルのセンター合わせが簡単にできるアタッチメント用テーブルなど、測定効率の向上に役立つアタッチメントも。さらに、再現性向上に一役買うものとして、測定サンプルに密着し偏荷重を防ぐためにフリージョイントのアダプタなどもあります。
また、アタッチメントの中には、JISやISOなどの規格に準拠したものもございます。社内規格だけでなく、そのような第三者組織の規格に適合する方法で測定するというのは応用編にはなりますが、貴社のユーザー様の信頼を勝ち取る一助になるかもしれません。標準品で対応できない場合も、特注製作で対応できることも多いので、規格に準拠した測定をお考えの際はお気軽にご相談ください。
特注製作では、規格への適合だけでなく標準品のサイズ・仕様変更も可能です。標準品をベースにした準特注は、完全特注よりも価格を抑えることができますので、まずは準特注のご案内をさせて頂く方針です。
アタッチメントを使いこなすという事は、荷重測定を極めると言っても過言ではありません。アタッチメントの使いこなし方をお客様にご提案し、お客様の測定におけるストレスを低減できれば幸いです。
便利機能として単位換算が
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有効桁 最大6桁まで表示 (*有効桁とは、測定結果などを表わす数字のうちで位取りを示すだけのゼロを除いた意味のある数字です)
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